漁網にかかって死んだバキータ(ナショナルジオグラフィック・クリエイティブ提供)
2017年2月4日 08時45分 東京新聞
【ワシントン共同】メキシコ北西部のカリフォルニア湾にのみ生息するコガシラネズミイルカ(通称バキータ)の個体数が、2016年に30頭程度にまで減少したことが国際調査グループの調べで4日までに分かった。
調査報告書は「今すぐ何頭かを捕獲し、安全な場所で保護しなければ絶滅してしまう」と警鐘を鳴らしている。ただしこの案には「慣れない環境に置くことで死んでしまう」と異議を唱える専門家もいる。安定的に生存できる「最小存続可能個体数」がバキータの場合、50頭ほどだとする見積もりもあり、状況は切迫している。
調査報告書は「今すぐ何頭かを捕獲し、安全な場所で保護しなければ絶滅してしまう」と警鐘を鳴らしている。ただしこの案には「慣れない環境に置くことで死んでしまう」と異議を唱える専門家もいる。安定的に生存できる「最小存続可能個体数」がバキータの場合、50頭ほどだとする見積もりもあり、状況は切迫している。
漁網にかかって死んだバキータ(ナショナルジオグラフィック・クリエイティブ提供)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017020401001029.html